仕事も生き方も人間関係がすべて〜悩まない自分の生き方をつくろう〜

厄年のビジネスパーソンが抱える課題、この先の生き方、職場の人間関係のストレス、職場で部下指導や育成、コミュニケーションギャップ、自信が持てない自分、そんなお悩みの解決指南の日々や日常の所感を綴っています

イマドキの働くってプロテウス(ギリシャ神話の海神)になるってこと

ギリシャ神話にプロテウスと言う神がいます。
変幻自在な姿と予言力とをもった海神で、海王星の衛星の名前としてもプロテウスの名が付けられています。

今までの経済や産業の構造が雇用の安定を前提として働き方に代わり、貢献と利益による短絡的な働き方に、変化してきました。
その結果が、3人に1人が非正規雇用で働いています。

組織内での上昇を前提としたキャリアより「仕事満足感」「専門性」に価値をおいて自分は「何がしたいのか」自分の「市場価値は」に軸足をおいて柔軟性を持ったプロテウスのように「変幻自在」な姿と「予言力」を駆使して働く。

環境の変化に対して、翻弄されるのではなく自らの欲求で方向転換する事で「心理的成功」を目指す事をおすすめします。(プロティアン・キャリアと言います)

さて、どうやると意識的にプロテウス(変幻自在な予言者)になれるのでしょう。

■役割行動を発展させる
外部環境からのサインを読み取り、それに反応したり逆に影響を及ぼすことをする
■自己理解をすすめる
アイデンティティ(自分の興味、価値観、能力への自己理解のこと)の維持や修正をおこなおう
■環境の変化に柔軟に対応する
行動とアイデンティティを一致させつつ環境の変化に的確に応える
■上記の能力を応用しつづける
予言者であり変幻自在でありつづけようとする意思をもつ

要は、自分の興味や価値、能力を価値あるものにすることを続け、客観的視点から自分を眺め変化をキャッチしていくこと。
これ、まさにコーチとクライアントの関係に似ています。

組織内でキャリアを形成しようとするときはとってもシンプル。
■挑戦的な課題(職務・チーム・タスクフォース、委員会など)
■フィードバック(360度評価など)
■発達支援的な人間関係(メンタリングなど)

これを統合的に活用するために、マネージメントされる方はコーチングスキルを身につけることをおすすめします。

さて、次回は関係性アプローチの視点から組織内のメンタリングについて。

ちなみに、この写真プロテウスじゃないです(笑)
どうやら変幻自在な故に実態はわからないらしいので、これはポセイドン
プロテウスはポセイドンの従者だったそうです。