正解がないことの答えを探す方法
人と組織の変わるを支援するコーチ・人材育成コンサルタントの坂本祐央子(さかもとゆみこ)です。
『正解探し』に疲れている方へのお話し。
私の子どもの頃、私の家にも友達の家にも、百科事典があった。
本棚に並んでいる家もあったし、畳の上に壁に沿うように並べられている家もあった。
情報は、紙から得ていた「昭和」の話である。
今は、インターネットの中に情報がたくさんある。
簡単にたくさん得られるだけに、どれが正しいのかがわからないことが多い。
あなたは『正解探し』に疲れていませんか?
百科事典以降の時代になっても相変わらず学校のテストは、まるかバツかが極めてはっきりしていて「答え合わせ」という言葉があるほど。
答えはひとつであり「合う・一致」するものなのだ。
我々はそういった教育の中で生きてきた。
ところが日々の生活や仕事は「答え合わせ」ができにくいことばかり。
・こどもの叱り方、これでいいの?
・どの会社に就職すると、人よりいい人生になる?
・私の今の仕事って、合ってる?
・毎日なんとなく、今の生活でいいの?
知識は過去の蓄積、思考は未来をつくる
学校時代に過去の蓄積の最良のものを選ぶことをしてきたため、どうも私たちは正解のないことに立ち向かうのが苦手。
そして、正解だけじゃない。本屋に並ぶ書籍のタイトルは『すぐ出来る◯◯』『簡単◯◯のやり方』『ラクして◯◯』。時間をかけず、すぐに成果を出す方法が並ぶ。
調べてすぐに答えが出ないもの。
正解ではなくて、今日の答えがあるとしたら。
「私は、それについてどうありたいのか?」「私は、それを通して時何を得たいの?」と、自分自身を主語にして時間をとって問いかけていくしかないのだ。
答えがすぐに見つかるわけではないけど、探し求めていたらきっと足元に落ちている宝物に気づく可能性が高くなるにちがいない。
宝探しの旅の途中には新しい出会いもきっとあると思う。
すぐに見つからないときは、ロールモデル(具体的な行動技術や行動事例を模倣・学習する対象となる人)を探して、自分素敵だ、憧れると思う人の生き方から考え方をパクる。
「憧れのあの人ならきっと今はこう考え、このように行動するに違いない」
行動を真似るということは、思考を真似ること
誰の生き方をパクりたいですか?
まずは、模倣することで正解の一端がきっとみつかる。
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