相談できる「社会」「会社」を一緒に増やしませんか?
組織での人材育成をサポートしている私ですが、そもそもは相談できる社会や会社がもっと増えるための活動をしているのだと思っています。
相談できない社会
相談出来ない新入社員がこの5年で増えたと、新入社員研修を通して感じているのですが、社会全体でも同じように相談出来ない空気感が蔓延している感じがしています。
本人が「やばい」と思う状態は、相談レベルで言うと危険ゾーン。
本人が「やばいともなんとも感じていない」状態は、相談レベルで言うともっと危険ゾーン。なぜなら、一気に手遅れになってしまうような状態に滑落する可能性が高いから。
常日頃から、相談出来る関係性がある人と繋がれる社会や会社でありたいし、それをつくっていきたいと思っています。
相談しない側の言い分
相談できない人の心の声。
「どうせ分かってもらえない」
「最初から話しなくちゃならないから面倒だし、話しても通じるかどうか」
「もう、相談してもどうしようもない・・」
「自己完結しようと思っているから、そもそも他人に相談するって選択肢はない」
そんな人は、責任感が強いんですね。
追い詰められた困難な状況を自分で解決できるかどうかより、責任感が勝るから自己完結したい。
そこでの責任感は、自分で「やれるはず」と思いたい完璧主義の人ならではの自分への納得感かもしれません。
相談できない頑張り屋の男性たち
男性に多いケースをみていきましょう。
不安を抱え込んでしまうことで、相談しない選択をする。
不安は周りに見えない方がいい。
不安を隠している自分は、まだ頑張れている。
不安を隠していることで、信頼は保たれている。
今のままでいけば、大丈夫だと自分に言い聞かせているうちに「やばい」状態に突入してしまう。
「不安を口にしたら、信頼されないんじゃないか?」
仕事をしていく上で信頼を失うことは、何よりも苦痛。
さらに、男性は共感力が女性に比べて低く、解決志向が強い傾向があります。
そうなると、男性同士の会話では「分かってもらえた感」「共感」を得ることが出来ず、受容されない会話になりがちな部分も男性同士で相談が成立しにくい要因の一つかもしれません。
本当は、男性も苦しさや不安を分かってほしいはず。それを口に出すことで一時はその感情から解放されたり、視点が変わることがあることを知ってほしいと思います。
まずは、今抱えている苦しさや不安を整えてから次のステップに進むことが解決策の近道であることも多いのです。
みんなが相談スペシャリストになる社会
相談スキルって、専門職のものではなく、一般スキルになればいいなと思う日々。
相談を受ける側も、相談をする必要がある方もすべての人に。
相談して、助かった経験をする人が増えると、相談を受けるスペシャリストになれます。
たくさんの人の相談のお役に立てるような自分であり、そのスキルを広げたい。
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