埼玉県女性活躍推進「ワークショップ」たたけ、されば開かれん!
人と組織の変わるを支援する、坂本祐央子です。
女性活躍推進というと、女性に視点を充てた活躍の場を広げるようなイメージかもしれませんが、皆が働ける社会に!ということ。
女性とライフイベント
ということで、皆が働けるためにまずは、男性より出産というライフイベントが多い女性にいまは熱い視線がおくられている。
いま、ライフイベントと書いたけど、主に出産。
育児は、家庭科を学んできた世代がイクメンという表現で育児に携わりつつある。
介護は、誰にでも親はある。
ただ、出産だけは、どうしても女性にしか出来ないこと。
埼玉版ウーマノミクスプロジェクトチーム
2016年度、埼玉県の経済を活性化させる「埼玉版ウーマノミクスプロジェクト」にワークショップを担当させていただくファシリテーターとして関わったのだが、1年間のまとめ記事が埼玉新聞に掲載された。
多様な人材・多様な個性を組み合わせることが企業の競争力を高めるのだが、まだまだ「ドボジョ」と呼ばれるように、土木などの男性の多い職場で働く女性は希少。
そんな職域にも女性が活躍し続けられることが、これからの社会課題を解決し経済を活性化させるのだ。
ということで、ドボジョのみなさんにお集まりいただきワークショップを2回実施したのだけど、最初は会社から参加を促された方が多いため不安感や、なぜ私ここに?の納得感のない空気感満載。
そこから、女性も含めた働き方の未来像をグループでディスカッションし描くフューチャーセッションの手法で未来新聞を描いたり、フィッシュボウルの手法でテーマについて話すことで、自分たちのあり方に改めて気づき、会社以外の仲間を得ることで体験談から若手はロールモデルをイメージし、長く働いて来た方からは知恵や生き方を共有する刺激的な場をつくることが出来た。
毎回、半日のワークショップの帰り際にLINEや名刺を交換するシーンが、とても嬉しく社外のネットワークをつくることもゴールのひとつなので、なかなか終わっても帰らない空気感が、嬉しくホッ。
人前や初対面の人と話すのが苦手をおっしゃる皆さんが、価値観が広がったり生き方の選択肢が増える対話を経て、参加してよかったー!と帰り際に声かけてくださる様子が「たたけ、されば開かれん!」
社内に女性が少ない企業で働くみなさん、横のつながりぜひ作ってみませんか?
ドボジョのみなさんの課題
ちなみに、年代ごとに課題は多様
20代:将来の働き方が不安、結婚して育児しつつ働けるのだろうか?
30代:業務スキルを高めたいけど、時短勤務などで精一杯の毎日でどんなキャリアをつむべきか悩む
40代以上:ロールモデルなんて考えたことなかった。目の前のこと精一杯やり続けたら今になった
参加者の中での人生のいちばん先輩が65歳で、今でも秘書的業務を続けていて自分の課題は若手を育てるときに、ちょっと待てずに代わりにやってしまうことだそうな。
参加者の中で波乱万丈人生のかたは、一般職で就職したのに昨年から社長に就任した女性。
いつまで働く、どのように働くも日々の積み重ね。
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