アクティブラーニング型授業〜金沢工業大学の哲学を「共創教育」する〜
大学の哲学の授業、今日は「政府をめぐる問い」がテーマ。
18歳が選挙権を持って投票日を来週に控えて、なんてタイムリーなテーマ。
今日の哲学ダイアログは気になります!
学外の社会人が授業に参画して学生と「人間と哲学」の授業でディスカッションする金沢
金沢工業大学 アクティブラーニングで哲学を学ぶ
今日の金沢工業大学のアクティブラーニング型「人間と哲学」の授業は共学者5名(社会人)が学生とともに受講中。
テーマは「政府をめぐる問い」なんて、タイムリー!
『市民不服従』の言葉の意味の説明からスタート。
自分なりの「問い」を探る
今回の対話を読み合い、まずは自分なりの「問い」を探る。
その「問い」からグループディスカッションで他者と価値観を交換することから、次の思考となる問いかけをつくる。
グループで「政府をめぐる問い」についてディスカッション
・・・あるグループの対話・・・
「暴力的が広がるような関わりはいけないと思う」
「アクションを実行することで、メディアに取り上げられるとしたら、広く関心をもってもらえるのでは?」
「地道に言葉で訴えることも必要では」
「それをやっていくと何年もかかるのでは」
「短期的にやってしまうのは、内容を精査されないように思う」
「今、困っている人がいるとしたら、書類で決まるまで待てない」
「それ(書類で時間がかかる)があるから、政治は穴だらけなのかも」
「今までもOKだから、これからもOKって保証はないかもしれない」
「問題自体がどうなの?」
「それは極論だと思うけど、憲法の話も直接関係のあることに関してどう考えていくのか」
「書類で解決する問題なのか?どういったことが軸になっているのか?」
対話のスキルが社会人より上手い!
前期の授業もあと1回。
- 自分の意見に否定的な意見も最後まで聞く姿勢。
- 相手の意見を受け止めて、自分の意見を伝えるスタンス。
- 相手の顔を見て話す
グループ毎に哲学の醍醐味「問い」を創る
今日のグループが創り出したとい
- 多数決と暴力以外で政策を決定する方法は何か?
- 選挙で一票と投じることや署名活動以外に、効率的な政治への関わり方はあるのか?
- 暴力的な抗議の責任は誰がとるのか?
- 精神的自由・表現の自由は政府の問題にどこまで適用されるか?
今日の最後の問い
『政治への関わり方はどのようなものがあるのか?』