「私がやらなきゃ」は、もうやめませんか
今日から仕事始め。
ある職場の女性の話し。
「私が頑張れば」職場の雰囲気が変わるんじゃないかと。「私が頑張らないと終わらない」と期限が迫る書類チェックを定時以降もやっていました。孤独で辛い状況が続いていました。
いつしか、その頑張りは「私がいないとこの職場は上手く回らない」と正義感や義務感が、仕事の喜びになっていたような気持ちでした。
こんにちは、コミュニケーショントレーナーの坂本祐央子(さかもとゆみこ)です。
彼女のこの職場を良くしたいと思う「正義感」や「義務感」が、いつのまにかそんな自分に満足している。自己満足の世界にいることに気づかないケース。
真面目な人だからこそ、自分で解決しようと我慢する。
「真面目に頑張れば、誰かみていてくれる」「いつか評価される」
「我慢」は日本人にとって「美徳の精神」。
外国のメディアでは「Gaman」と表現。英語版Wikipediaでは「明らかに耐え難い状況に対して、忍耐と尊厳をもって辛抱すること」と記載されています。
彼女は、結果がもたらされない時に初めて「自分が勝手に決めて、勝手に頑張っていたこと」は、頑張ると我慢をすり替えていたことに気づくのです。
<仕事への不安や悩みのトップ3>
「給与」「モチベーション」「評価」
日本マンパワー 仕事に関する意識調査|人材開発の総合機関 日本マンパワー
もし、あなたが「私がやらなきゃどうする?」と思い、職場で孤独に我慢し頑張り、疲弊しているのなら、正義感と義務感でやっている仕事を一度やめてみることをお勧め。
人は疲弊していたり精神的に苦しい状態では、自分自身を客観視できず、自分に都合のよい解釈で物事を判断するもの。
一度、やめてみると本当にあなたがやるべきことは、あなたが決めようと決めまいとも、上司を通じて仕事の指示が来るはずです。その時に、引き取ってその仕事を続けるべきです。
<悩みや不安に対して、社員が会社に望む施策>
1位は「専門相談員の配置」43.5%
日本マンパワー 仕事に関する意識調査|人材開発の総合機関 日本マンパワー
今年は、昨年以上にキャリアコンサルタントとして組織にもっと関わります。
2017年、官房長官の年頭訓示でも働き方改革は重要事項のひとつ。
長時間労働、メンタルヘルス、女性のフルキャリアな働き方、社会課題は山積み。
ですが、結局は「自分で自分をメンテナンスできる人しか、先に進めない」のです。
2017年も、人と組織の変わるをサポートに努めていきます。
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