仕事も生き方も人間関係がすべて〜悩まない自分の生き方をつくろう〜

厄年のビジネスパーソンが抱える課題、この先の生き方、職場の人間関係のストレス、職場で部下指導や育成、コミュニケーションギャップ、自信が持てない自分、そんなお悩みの解決指南の日々や日常の所感を綴っています

企業研修のアンケートの目的は満足度か?

人と組織の「変わる」をコミュニケーショントレーニングで支援する、坂本祐央子です。

企業研修の「成果」が何なのか?

担当者の頭を悩ませるところです。
研修をしたから、すぐに結果として売上が上がるような、速攻効果を発揮するものではないことも理解しつつ、社内や経営陣へ費用対効果をどのように伝えるかがお悩みどころ。

先日、組織内でのアセスメントである一定の数値の方をトレーニングする研修の打ち合わせ時に「どんなアンケートにしたらいいか事前に相談したい」とのご連絡。

どうしたらいいか全く分からないので、アンケートもお任せという会社が多い中で、自社の働き方に尺度を持っていらっしゃる会社。
しっかり数値化したいし、それぞれの行動の定義もあるので来年度も組織内アセスメントの数値で変化をみることになるとのこと。

アンケート、なにを目的につくりますか?

研修後のアンケートは、誰のためにあるのでしょう?

担当者は、事後の結果測定のみにとらわれていたのですが、私は研修後のアンケートは、受講者の学びのため、研修のなかの1つとして捉えています。

アンケートは、受講者にとって3つの役目を果たしています。
1)自分が研修を受けたことへの意味づけとしてのアウトプットのツール
2)自分がこの研修をどのように生かしていきたいか未来へ向けた思考ツール
3)自分の伸び代である「少しやればできそうなこと」すなわちどのようにやったら伸びるかが研修の中で理解することで成長への足がかりを掴み、自分を肯定しモチベーションを高めるツール

さあ、ではどんな表現方法で記載を促しますか?
あなたは、どちらの言葉をアンケートの表現方法に採用したいですか?

A「自分に足りないスキルは何だと思いますか?」
B「自分が伸ばしたいスキルは何だと思いますか?」

アンケートは、受講者のその時の気持ちである満足度だけを測るものではありません。
楽しかった、ためになった、これは場の雰囲気が生成してしまう可能性も高く、雰囲気は持続するエネルギーにはなりません。なぜなら具体的ではないからです。

<まとめ>
研修アンケートは、下記の3つの役割を果たします。
・社内担当者及び社内への研修のフィードバックのため
・講師側が自分の研修の内容がどのように伝わったか確認するため
・受講者が研修を意味づけし自分の中で今、未来、ギャップへのアクションをイメージしモチベーションを高めるため

さあ、3つの視点を持つツールとして、ぜひ活用しましょう。


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