困難に直面した時に乗り越える人られる人の条件
人生は、日々変化の連続。
思った通りに行かない、想定外の出来事が突然降ってくる、なかなか結果が出ない。
そんな時に、どうしたら乗り越えられるのかという話。
「困難に立ち向かう」
「予測しない困難にぶつかる」
手強かったり、苦しかったり、厄介なことは、時々やってくる。
困難から、ちょっとだけ避けて通りがち
私が法人営業をしていた時の話。
先輩の男性で、同行営業をしている時に彼の携帯が鳴った。
彼は着信番号をみて、しらんぷりで電話に出ない。
私が気になって「電話、大丈夫ですか?」と聞くと「このお客さん面倒だから、後でまた掛ける」
結果、その電話はクレームの電話だったことが後から発覚し、もっと大惨事になってしまった。
子どものころ、ピアノを習っていたのだが、練習しないから一向に流れるように弾けない。
弾けないから、楽しくない。
楽しくないから、練習しない。
そもそも、ピアノを習ったキッカケはなんだったのだろう、思い出すこともなく、目指す人もなく、惰性で習っていた。
結局、高校に入るタイミングで受験勉強を理由に辞めてしまった。
自分で壁をつくって乗り越えることもしなかった子どものころの経験。
困難な出来事を「不快」と感じる気持ち
あなたが、ちょっとした嫌なことや「不快」な気持ちになること、あると思う。
そして「不安」な気持ち、「不満」な気持ち、「不信」な気持ちになることは避けて通りたくなる。
避けられないとわかっていても、少しだけ遠回りして時間を稼いだり、見て見ぬ振りをしていること。
そんな時に、ちょっとだけ思い出して欲しい。
困難に直面した時、解決のレシピなんかない
NHKスペシャルMIRACLEBODY(ミラクルボディ)「世界最強の人魚たち〜シンクロナイズドスイミング ロシア代表〜」を観た。
ロシアのシンクロナイズドスイミングの選手、イシェンコの人魚のような泳ぎを多面的に実験することで、体内で起きている変化を捉えたドキュメンタリー。
後半にイシェンコのメンタルの部分に触れてるシーンがとても印象的。
「困難に直面した時、解決のレシピなんてないわ。ただ忍耐強く自分と向き合うしかない。答えは自分の中にあるのだから。」
オリンピック選手は、結果を出すことでしか評価されない。
5歳から水の中でのトレーニングを毎日続けてきただけではなく、イシェンコの物事の捉え方、考え方が不可能な領域を超える要素のひとつであることを物語っている。
答えは自分の中にある
コーチングでも、同じ考え方をする。
他人のアドバイスは、他人の人生の経験上からもたらされたもの。
あなたのやり方は、あなたが人生を積み重ねてきた、その内側に答えがある。
いま、どんな感情でいるの?
そう感じている自分をどう思う?
未来に今の自分に、声をかけるとしたら?
何のために、いまここまでたどり着いたの?
それは、何のために目指してるの?
まっすぐ向き合うと必ず、兆しが感じられる。
きっと、その先には望む未来が待っている。
本屋には「すぐできる」「すぐに変われる」のタイトルが並んでいるけど
人はそんなに簡単ではないこともある。
困難に直面した時に乗り越えられる人の条件は、ひとつ。
すぐには答えが出ない、結果がでないかもしれないけど
諦めずに忍耐強く、自分を向き合い続けること。
オリンピックの競技にあるメンタルからも学ぶことはたくさん。