出来ないから困る。ちょっと◯◯すれば、簡単に済んだのに。
今日は自分ひとりの能力ではどうにも出来ないことを、どうしたらいいのかという話。
今日、派遣会社の営業の方たちと話していたら、こんな話が次々と飛び出してきた。
派遣会社の営業さんあるあるネタ・・・らしい。
「いきなり、労働基準監督署から電話かかって、それも青森から。びっくりして聞いたら、うちの派遣を辞めて実家に戻った時に給料の振り込みみたら家賃補助分が振り込みされてなかったから、労働基準監督署に訴えたらしくて、そこから電話かかってきた。」
『うち、フリーダイヤルあるのだから、お金かからずに連絡できるようになっている。お給料の振り込みが違ってるようなんですけどとちょっと電話してくれれば、こちらも直ぐにお振込出来たのに、事実関係の聞き取りで3,000円の振り込みに何日もかかっちゃったよ(営業さん談)』
「自己都合で1ヶ月以上お休みしていて連絡も取れず、更新のタイミングで更新にならなかったと、労働基準監督署に訴えた方がいて、顧問弁護士に相談したら、そういう方多いですとあっさり言われた。」
『こちらとしても、ご自分の都合で長くお休みされている状態で、連絡もない方を相手先の会社に引き続きお願いしたいと言えない(営業さん談)』
「音信不通になり、仕事にも出てこない、辞めるなら保険証や会社から貸与しているものを返却して欲しいと連絡しても返信なく、給料の振り込み日に、入金されますよね?と確認の電話してくる人。」
『貸与しているものの総額を請求することも出来るのに、連絡があったと思ったらそこかと思うと、もう心がヤサグレてしまう(営業さん談)』
結果的に、この話に登場する人たちは、次の仕事はない。
そして、いずれも「ちょっと相談すれば、もっと簡単に物事が済んだのに。」
営業さんが困ることは、派遣で働く人にとっても困ること。
ホウレンソウってなに?
私は、新入社員研修時には「報連相」のやり方を必ずお伝えしている。
まずは「報連相」って知ってますかと聞いてみる。
学生時代にアルバイトをしていた人は「知ってます、店長に報告するようにと言われてましたから」などと答えてくれる。
学生の間は耳慣れない言葉でも、社会に出ると聞く専門用語のひとつ。
仕事をする上で必要なコミニュケーションの一つ。
「報告」「連絡」「相談」のこと。
「報告」は終わったことを伝えること。
例えば、日報をはその日1日の報告の書類のこと。
「連絡」は今起きていることの関連事項に関して、伝えること。
例えば、お客様からの注文を社内に急ぎ連絡する。
今日、体調が悪くて休むということを会社に連絡する。
「相談」未来につながることを相手に意見を述べたり、意見をもらうこと。
もちろん、時間の経過とともにクレームにもつながりかねない報告が緊急度が高い。
だが、本質的に重要なのは、見落とされがちな「相談」。
相談することで起きる3つのこと
- 自分ひとりでは力不足で解決できないことが、解決に近づく。
- 人の知恵を借りて生きることが出来る。
- 相談することで、応援してもらえる。
子供の頃から「ちゃんと自分でやりなさい」と言われ続けた結果、一人でやらなきゃならないと思い込んでるとしたら、今から変えましょう。
社会の中で「自分ひとりで出来ること」は限られているのです。
ぜひ、他人の力を借りましょう。
人は得意分野や役割を、それぞれに持っています。
出来ないことは恥ずかしいことではなく、あなたが出来ないことは誰かが活躍できることなのです。
相談される側に視点を移してみると、人は相談されたがっているのです、潜在的には。
人は誰かを応援することで、自分の存在を確かめられる生き物なのです。だから、相談すること、人の力を借りようとすることは恥ずかしいことではなくて、相手は頼られてると思うと多くの場合は好印象を持つものです。
相談力で、人生を思い通りに生きよう!
相談は勇気がいる。
「相手はどう思うのだろうか」
「要望をいうのはドキドキする」
相手の反応を考えると、心が縮こまる。
実は、自分より相手を優先しがちな人に多い「相談しにくい」感情。
自分は、どうしたいの?
何があれば、それがうまくいくの?
何を伝えたいのか書き出してから、ちょっと相談すれば、もっと未来はうまくいく。
こんな本もありますので、相談力って大事かもしれませんね。
相談しやすい人になるためにも、コーチングは効果あり!
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